群ようこさんの「子のない夫婦とネコ」を

読んでみた。
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猫や犬との出会いと暮らしの5編からなる

短編集。

群ようこさんらしい、軽妙でユーモラスな

作品集。

元保護猫レモンと暮らす私には猫のかわいい

様子にうなづくばかり。

中の1篇「歳の差夫婦とイヌとネコ」は

高齢のおばあさんが老人ホームに入居する

ため、飼っていた犬と、ご飯をあげていた猫

を引き取る話。

おばあさんと別れる犬が切ない。

保護猫さんのサイトを見ていてもやはり

飼い主が高齢のため保護される子も多い

そう。

どちらにとってもお別れは哀しい。

このお話は別れた当初はおばあさんを

探したり、元気なく伏せてしまうタロウ

だが、一緒に飼われることになった

猫のハナコとも仲良くなり、夫婦と4人

家族になって幸せな日々にホッとする。

猫生20年時代、60代夫婦の私達に

とっても他人事ではない、レモンのため

にも2人共元気でいようねと話している。


昔から落ち込んだ時など群ようこさんの

作品に救われた。

読んでいるうちに「まいっか」と思えて

くる。

猫好きの方にはもちろん、気持ちが沈んで

いる時にもお勧めの本です。


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